クリスマスやバレンタインハロウィンに次いで、注目されるようになってきた「イースター」。
キリスト教国ではない日本では馴染みのうすいイベントでしたが、
最近では、幼稚園や保育園での製作でもイースターをテーマにすることが増えてきているようです。
とはいえ、まだまだイースターについて知らないことがたくさんある!という方も多いはず。
そこで今回は、イースターについて、こども達にも分かりやすいよう噛み砕いてご紹介します。
イースターのモチーフ、卵とうさぎがなぜ関係するのかも、調べてみました!
親子で、幼稚園や保育園で、文化や宗教について考えるきっかけにもなるかもしれませんね!
イースターって何の日?
イースターは「復活祭」とも言い、
人々のために十字架に架けられたイエス・キリストが
復活して神様になったことを記念した日です。
キリスト教徒の人たちにとって、とっても大切な日なので、
キリスト教を大切にする人が多い国では、
その日は特別なお祈りや、様々な行事がおこなわれます。
●この日は、キリスト教徒の人達にとって一番大切な日だよ。
イースターはいつ?
イースターは、毎年同じ日ではありません。
どのように決めているのかというと、
春分の日の後の 最初の満月の 次の日曜日
と定められています。
つまり、春分の日(3月20日頃)より後の、
3月下旬〜4月の中旬のうちで、毎年変わるんです。
ちなみに、2018年のイースターは
4月1日(日)です!
※「太陽暦」という、私たちにとって馴染み深い種類のカレンダーを基準にするキリスト教会派の場合です。
●2018年のイースターは4月1日(日)だよ。
イースターには何をするの?
特別なお祈り(礼拝)をする
イースターは、キリストが復活したことを記念した日です。
この日、キリスト教の人たちは、人々のために自分を犠牲にした
キリストのことを思い、教会で特別なお祈り(礼拝)をします。
動物性の食べ物を使ったご馳走を食べる
イースターの数日前から、自分の身や心を清らかにするために
動物に由来する食べ物を食べないように節制するところもあります。
イースターの当日はその節制が解禁になるので、
お肉や卵、乳製品をたくさん食べて復活の喜びを分かち合うという習慣があります。
「復活」にちなんだ行事をする
キリストが「復活」したことにちなんだ行事も行われます。
代表的なのが、イースターエッグとイースターバニーです。
イースターエッグとは
イースターエッグは、カラフルな色や模様がついた「たまご」のことです。
なぜたまごなのかと言うと、
一見動かない物から、新しい命が生まれるということが
「生と死」「復活」をあらわすとされているからです。
このイースターエッグは、教会での特別なお祈りなどでも出されますし、
子ども達が、家の中やお庭に隠されたイースターエッグを探す
という遊びが行われることも多くあります。
イースターバニーとは
うさぎは、赤ちゃんをたくさん産むことから「豊かさの象徴」と言われ
とても縁起の良い動物とされています。
イースターの日には、イースターのイベントにうさぎが登場したり
こども達はうさぎをモチーフにした工作をしたりして楽しむこともあります。
●家では、お肉や卵。乳製品をたくさん食べてお祝いをするよ。
●縁起の良いイースターエッグやイースターバニーも登場するよ。
まとめ
キリスト教の祝祭日といえば、クリスマスが思い浮かびますが
キリスト教の人たちにとって一番大切なのは、キリストが復活した日であるイースターだということが分かりました。
宗教についての話は、先生方や保護者の方にとって少しハードルが高いものかもしれません。
ですが、お子様とイースターというイベントを楽しむことを通して
自分とは異なる文化を持つ人や、自分が属している文化について
思いを馳せるきっかけになるといいですね!
イースターにおすすめの工作
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