幼児さん・小学生・高齢者の方まで楽しめる 季節の工作アイデア盛りだくさん!

マーブリングのやり方とコツ〜100均にあるもので手軽に体験しよう!

お絵かきや工作の楽しみがもっと広がる!
「モダンアートテクニック」の遊び方

モダンアートテクニックは、思いもよらない色や模様・形を楽しむ、アートの表現技法のことです。

 

代表的なモダンアートテクニックとしては、こんな種類があります。

吹き流し(ドリッピング)
霧吹き(スパッタリング)
こすり出し(フロッタージュ)
写し絵(デカルコマニー)
墨流し(マーブリング)
型押し(スタンピング)
貼り絵(コラージュ)
ひっかき絵(スクラッチ)
はじき絵(バチック)

テクニックとは言っても、どれもやり方は簡単!

絵を描くことや物を作ることに、苦手意識を持っている子にこそ

楽しみながら試してもらいたいものばかりです。

 

今回はこの中から、マーブリング(墨流し)のやり方とコツを紹介します!

マーブリング専用セットが無くても、100均一にあるもので手軽に体験できますよ!

 

マーブリング(墨流し)とは

マーブリングとは、

絵の具などを水面に垂らしてできた模様を、紙に写し取るテクニックです。

水の上に浮かんだ色が作り出す不思議な模様が、なんとも魅力的です。

こどもはもちろん、大人も夢中になってしまうかも?!

 

マーブリングのやり方

道具と材料

マーブリングで使う材料です。

一番おすすめなのは、マーブリング専用セットを使う方法。

専用セットを使うと失敗も少ないですし、何より発色がきれいなんです!

ですが、専用液はどうしても手に入らない…そんな時は…

アクリル絵の具(透明樹脂絵の具)で代用してみましょう。

 

<道具>
マーブリング専用セットが無い場合
・アクリル絵の具
・画用紙
・クレヨンかロウソク
・はさみ
・スポイト(なければ割り箸などでもOK!)
・つまようじ
・絵の具用パレット(なければテキトウな容器でOK!)
・深さ2cmくらいの大きなトレー

==汚れ防止に、こちらも用意しましょう!==
・机に敷く新聞紙など
・汚れてもいい服(もしくはエプロンなどを付けます)

<材料>
・紙
(水彩画用紙・絵手紙用はがき・半紙 などの吸水性の高いものがおすすめ!)

 

道具と材料が揃ったら、さっそくチャレンジ!

 

マーブリング液を用意する

アクリル絵の具を水で溶きます。溶く水の量は、絵の具と同量〜1.5倍くらいが目安です。

たくさんの色を使ってマーブリングすると、水がにごってしまうので

1回につき2〜3色くらいにするのがいいですよ!

 

フロート紙を作る

マーブリング専用セットには「フロート紙」が付いていることがあります。

フロート紙は、その名の通り水に浮かべて使うもので、

インクが底に沈むのを防ぎ、水の上にインクが広がりやすくする役割があります。

この大事なフロート紙を、画用紙とクレヨンで作ってみましょう!

画用紙の端切れを用意する(5cm角もあれば十分です)
画用紙の両面を、クレヨンやロウソクで塗りつぶす
直径1cmくらいの丸に切る

これで完成!3〜5個くらい、多めに作っておくと安心です。

 

トレーに水を張る

作業する机に新聞紙を敷くなどして準備したら、トレーに水を貼ります。水は普通の水道水でOKです!

 

水にフロート紙を浮かべる

水の上に、先ほど作ったフロート紙を浮かべます。

 

フロート紙めがけて、絵の具を垂らす

フロート紙のをめがけて、絵の具をそっと置くように垂らします。

すると、水の上に絵の具がパーっと広がります!楽しいです!

他の色も使いながら、フロート紙の縁めがけて絵の具を垂らす…を繰り返します。

5〜6回繰り返したら、つまようじなどで水の表面をやさしく引っ掻きます。

かき混ぜると色が水に溶けてしまうので、あくまでも優しく!水面を滑らせるくらいの気持ちで、ゆっくりやってみましょう!

ここがコツ!

時間が経つと、最初に浮かべた絵の具が沈んできてしまいます。なるべく手早くおこないましょう!

 

模様を紙に写し取って、完成!

好みの模様ができたら、いよいよ紙に写し取ります。

紙と水面との間に、空気が入らないように静かに下ろします。

紙に水が染みわたったら、そっと引き上げます。

すると・・・

…きれいなマーブル模様を写し取ることができました!
(ちょっと見にくくてごめんなさい!)

新聞紙などの上で乾かしたら完成です。
表面に余計な水分が多い時は、新聞紙などでそっと抑えます。
こすったりすると汚くなってしまうので、注意してくださいね。

完成したらそのままでも、材料として工作に使ってもいいですね!

ここがコツ!
紙はツルツルしたものよりも、ぜひ吸水性の高いものを使ってみてください!模様をよりハッキリと写し取ることができます。
水彩画用の紙や、絵手紙用のはがきなどがおすすめです。

身近にあるものでは、書道用の半紙や、コーヒーフイルターなどもいいですよ!

 

マーブリングのテクニック色々

基本のマーブリングができたら、色々なテクニックを試してみましょう!

マーブリングの楽しみがぐっと広がりますよ♪

マーブリング専用セットを販売している「墨運堂」さんのホームページにとっても詳しく書かれていますので、ぜひ見てみてください!

参考

マーブリングの技法墨運堂

 

モダン・アート・テクニックで遊ぼう!

デカルコマニーのやり方〜絵の具で不思議な模様を作ろう!
はじき絵(バチック)のやり方
フロッタージュのやり方〜おもしろい模様、発見!
コラージュのやり方〜お気に入りを詰め込もう♪
スクラッチのやり方とコツ〜手作りスクラッチカードにも!
スタンピングのやり方とコツ〜身近な物が素敵なスタンプに!
ドリッピングのやり方とコツ
スパッタリング(霧吹き)のやり方とコツ
にじみたらし込みのやり方〜水彩絵の具でにじみ絵を描くコツ

3 Comments

いわもとのりこ

絵を描くという遊びがひろがります、こどもたちと遊ぶのにアイデアが必要でこちらを活用したいです。

返信する
Madoka

今度、うちわにマーブリングをして、その上に書を書く活動をする予定で読ませていただきました。役に立ちました。専用液が売られていたりしますが、水との違いも知りたいです。

返信する
渡邊 哲也

マーブリング面白そうですね。
あ、はじめまして
50の手習いで、始めようかと思案中です。
もっと色々な手法を教えて下さいね。
期待してます。

返信する

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