おすすめの年齢:小学生
工作時間のめやす:2時間前後
カメラの原点、「ピンホールカメラ」をおうちにあるもので手軽に作れる方法を紹介します!
覗き穴をのぞくと、スクリーンに逆さまの世界が映るのが不思議!
日差しの強い夏にぴったりな工作なので、小学生の自由工作としてもおすすめです。
なるべく定規使わず、感覚的に作れるようにしてみました。
もちろん、定規を使って正確に測りながら作れば、ピシッときれいな作品ができます♪
道具
・はさみ
・カッター(けがをしないように注意して使います)
・のり
・セロハンテープ
・両面テープ
・画鋲
材料
・牛乳パック(1ℓ・中をよく洗って乾燥させたもの)・・・1本
・黒の画用紙(縦32cm,横18cm以上の大きさ)・・・2〜3枚
・トレーシングペーパー(どうしても手に入らない時は、クッキングシートなどでもOK)
・アルミホイル または アルミ皿
作り方
ピンホール・ボックス(外側の箱)を作る
牛乳パックは、あらかじめ注ぎ口のある三角形の部分を切り落としておきます。
黒い画用紙で筒を作る
黒の画用紙の短い辺の長さを、牛乳パックの高さ(約18cm)に合わせて切っておきます。
長い辺を、牛乳パックの側面の幅より少し大き目(約7.5cm)の幅で4回折りって、4本の折り目をつけます。
折り目がすべて山おりになるように折り直したら、牛乳パックに巻きつけて端っこをのりかテープで留めて筒にします。
黒い筒に面を付ける
牛乳パックの底より一回り大きい画用紙(約11cm×11cm)を用意して、
画用紙の真ん中あたりに牛乳パックの底を当てて、写真のように折り目をつけます。
折り目でできた四角のちょうど真ん中あたりに、1cm×1cmの四角い穴をあけます。
内側になる面(四角い折り目が谷折りに見える面)の四辺に両面テープを貼って、筒を覆うように貼り付けます。
ピンホール・シートを作って貼り付ける
アルミホイルか、アルミ皿を2cm×2cmの大きさに切ります。
アルミ皿を使う場合は、アルミ皿のなるべく平らな面を選んで切り取ります!
片面を黒の油性マーカーで塗りつぶします。
真ん中に、画びょうで小さな穴をあけたら、
四角い穴を覆うようにして、黒く塗った面が内側になるようにテープで貼り付けます。
・アルミシートにあけた、画びょうの穴をテープでふさがないように注意します。
これで、ピンホール・ボックス(外側の箱)のできあがりです!
いったん、牛乳パックからそっと外しておきましょう。
スクリーン・ボックス(内側の箱)を作る
黒の画用紙の短い辺の長さを、牛乳パックの高さ(約18cm)に合わせて切っておきます。
長い辺を、牛乳パックの側面の幅より少し小さめ(約6.7cm)の幅で4回折りって、4本の折り目をつけます。
折り目をすべて同じ方向に折直して筒状にしたら、
両面テープを使って、牛乳パックの内側に貼り付けます。
牛乳パックの内側の底に黒い画用紙を貼る
牛乳パックの底よりも一回り大きく切った黒の画用紙を、
内側の底にぴったり合うように折り目をつけて、お皿状にします。
(正確には6.7cm×6.7cmの四角ができるように折り目を付ける)
お皿状にした画用紙の底に、両面テープを貼って
慎重に牛乳パックの中に押し沈めていき、底にしっかり貼り付けます。。
牛乳パックの底の真ん中あたりに、カッターで3cm×3cmの四角い穴をあけます。
内側の底に貼った黒い画用紙ごと切ってしまって大丈夫!
トレーシングペーパーのスクリーンを取り付ける
牛乳パックの注ぎ口側に、両面テープを貼っておいて・・・
折り紙くらいの大きさに切ったトレーシングペーパーを貼り付けていきます。
シワにならないように、やさしく張りをつくりながら貼っていきましょう♪
きれいに貼れたら、トレーシングペーパーの端っこをテープで留めます。
これで、スクリーン・ボックス(内側の箱)もできました!
2つのボックスを組み合わせる
最後に、2つのボックスを組み合わせます。
外側の箱に、内側の箱をおさめます。トレーシングペーパーを貼った面から入れていきますよ!
完成!さっそく遊んでみよう!
ピンホールを明るいところへ向けて、牛乳パックの底にあけた穴をのぞきます。
最初は何も見えませんが、しばらくすると目が慣れて風景が見えてきます!
外側の箱をスライドさせながら、風景がいちばんくっきりみえる位置を探しましょう!
逆さまの世界がきれいに見えましたか?
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